200814

今日はコロナ禍前では毎月1度は会ってた友達と5ヶ月ぶりに会った。そろそろ遊びたいねーって連絡とりあって、ならば神社に行きたいという友だちに付き合って赤坂の豊川稲荷愛宕神社に行ってきた。豊川稲荷ではお供えを買う売店で健康(私)、貯蓄(友達)祈願ならばどこを参ったらいいのかきいて教えてもらってお餅や卵、お揚げをお供えをする。銭洗い弁天もあり、ちょっとした神社テーマパークみたいになってた。愛宕神社は本殿に行くまでに階段がすごいけどこれは出世の階段なんだよ!っていう友だちだったが私たちがのぼったのは脇道の階段だったことがあとでわかった。まぁ、私は出世はそんなに望んでないのでこれはこれでいい。今日はとても暑かったが、午前中だったからかそこまで殺人的な日差しということもなく歩けた。

神社のはしごが終わってアンダーズ東京のthe tabern loungeでアフタヌーンティー。高層ビルの51階からのぞむ東京を見ながら食事と贅沢な時間を過ごしたあとは渋谷に移動してユーロスペースで「はちどり」を見た。昨日のダラダラとは正反対ななんて活動的な一日なんだ。

「はちどり」はとてもよかった。ウニ役のパク・ジフさんがとてもよかった。自分が中2の頃何を考えてたっけと思い返してみたけど、その頃の私は自分はなんにでもなれるという根拠のない無敵感と、私のことをわかってくれる人は親を含めまわりにはいないのではないかという承認欲求なのかそれとも孤独感だったのか、そして無敵感とは相反して自分の平凡さにきづいてく無力感。そんなことを感じながら過ごしていたような気がする。それを中二病とよぶのか、それとも青春とよぶのか、そのときには知るよしもない。私には塾の先生のようなメンターはいなく、何か変わるきっかけがあったわけでもないのでただなんとなく毎日を暮らして無敵感はいつの間にかなくなり、無力感だけが増えていき、平凡さも悪くない、普通だっていいじゃないとそれをあきらめとすら思わなくなった(いまもそれは変わらない)。自分語りが長くなってしまったけど、でも誰にでもあったであろう「それぞれ」の「あの頃」の記憶を呼び起こされる映画だった。友達との会話や周りとの会話や関わり方、家族との距離をはっきりと語るわけでなくでも光や音楽、景色などで演出していて各人にゆだねているようで…キム・ボラ監督はこれが初の長編作品って!すごいな!私はウニのお母さんの年に近いけどもそれでもこれから何かあったときに手を見て、指を動かして…をやろうと思った。

映画を見たあとは友達と別れ、夫と地元駅の定食屋さんで私はうどん、夫は冷やし中華食べた。

今日は久しぶりにたくさん歩いた。17000歩。