今日は有給休暇。去年の3月の頭にWERQを見に行く用に使った以来だからほぼ1年ぶり…在宅だといつとったらいいのかって感じでなかなか取れなかったけど、このままだと有給たんまり残したまま退職になってしまうので使わないと。3月になったら在宅から通勤になりそうな気がするからそのタイミングでたくさん使いはじめようかな。
朝はメルカリに出せるものはないか…と思い収納の奥の方にしまっていたダンボール開けたら15年前に引っ越してから1度も開けてないものがあれこれでてきたので出せるものはまとめて出品。売れるのかな…って思うものもあるけど売れたらラッキーくらいな感じで。出品作業しながら今日どうやって過ごそうかなと思って色々調べてた。本当は石岡瑛子さんの個展に行こうとしてたんだけどどうやらものすごい混んでいるらしく、この時期に人が多いところは行きたくないな…と諦めてしまった。かわりに映画と思って友達からすすめられた「花束みたいな恋をした」の時間を調べたら朝と昼とがある、どっちにしよう。よし朝一の回を見てそのあと精力的に歩きまわろう!と決めてすぐ着替えをして家を出た。化粧はほぼしてないので身支度の時間がほんのちょっとで済む、マスクって便利。歩いて吉祥寺まで行って少し時間があったのでマクドナルドでソーセージエッグマフィン食べて、コーヒーは大きいの買ってテイクアウト。映画館は平日の朝一なのでそこそこ空いてた。「花束みたいな恋をした」はとてもよかった。坂元裕二さんの脚本はとても好みだと改めて思った。突き刺さる言葉や文化。あー、わかるわかるの嵐で序盤はニヤニヤしながら見てたけど、後半から社会的問題をも巻き込んで自分の心にあったカサブタをベリベリはがされまくる…絹ちゃんも麦くんも悪くはない。でも社会に出るって何…労働って何…って考えこんでしまう。
私は今こうやって映画鑑賞を楽しんでいるけど、仕事の事で塞ぎ込んでしまっている時は(パズドラじゃなくて)スヌーピーパズルしかする気がない時ってある。あのパズルを合わせることしか考えたくない時ってあるもの…
電車に乗ることを「電車に揺れる」って言うこと、その言い方を素敵と思うこと。めんどくさいけどそういうのも…正直ちょっとわかる…
土に根を生やし咲いている花でなくて、花束っていう表現もうまいな。花といえば絹ちゃんは麦くんに花の名前を教えてあげたのだろうか。麦くんのこれからの人生には花の名前が抜けない棘のように残るのだろうか。
坂元さんの脚本も最高でしたが主演2人もすごいうまかった。就職前後で話し方や仕草、目つきがまるで変わる菅田将暉さん、おっとりとしてそうで実は割とちゃっかりした両面を嫌味なく演じた有村架純さん。特に有村架純さんは坂元脚本でよくある、感情があるのかないのかわからないよう、ふわふわとした、抑揚が大袈裟でなく、早口で鈴を転がすような声質で語る感じ。あれがとてもよかった。カルテットの松たか子さん、それでも生きていくの満島ひかりさんみたいな感じ。
あー、スキな映画だなーと思いながら宇多丸さんのウィークエンド・シャッフルや、その週のタマフルで多く語っていた花束評を聞きながら吉祥寺から三鷹まで歩いた。行きたかったうどん屋さんは休業で食べられなかったが、途中みつけたおにぎり屋さんのヨネコさんで買ってすぐ食べたけどとてもおいしかった。ふんわりしたおにぎり。おにぎりはふわって握っているのより、ぎっちり握っているのがスキなんだけど、ヨネコさんのはお米がいいのかスキなおにぎりだった。
三鷹にはオーケーストアとオオゼキがある。私の好きなスーパーのベスト1とベスト2。いい街だな…引っ越したい。両方のスーパーを見て軽く買い物してからバスに乗って牟礼まで行ってロイヤルホスト支援活動。いちごのパフェ食べた。体に染み渡るこの旨さよ…そこからまた歩いて帰宅。合計15000歩だった。もっと歩数いったかと思ったけどこんなものか。体力が落ちているんだろうな。これからも時々こうやって時間作ってたくさん歩こう。
家ついたあとは掃除、そして片付けしながらこの前途中まで見た「ライチ☆光クラブ」の続きを見た。うーーーーーん、舞台で見たらおもしろかったのかもしれない…という感想。
晩ごはんの用意をしようとしたら夫がせっかくの休みなんだからゆっくり過ごせばいい。買って帰ってくるよとやさしい申し出。でもご飯だけ炊いててっていうので何買ってくるのかなと思ったら松屋で焼き肉とハンバーグ。ほぼ松屋に行ったことのない私にこうやって食べるんだと色々指南してくれた。
久しぶりの平日休みでやりたいことできて、家族にやさしくしてもらえて、おいしいもの食べて穏やかでいい一日だったな。今日が終わるのが惜しいと思うくらいだ。