230626(mon)

楽しかった帰省、大阪の日々も今日でもう終わり。最終日は父と母と3人で堺の利晶の杜へ行った。施設の最寄り駅から10分ちょっと歩くのだが小雨が降っていたのでタクシーで移動。利晶の杜は古墳!与謝野晶子千利休!堺でっせーーー!て感じで堺を全身で浴びるほど満喫できる施設です。併設しているレストラン「梅の花」で「利晶」というオリジナルメニューを予約した。「堺の歴史を味わう」をコンセプトに、千利休与謝野晶子にちなんだ料理で構成された会席料理だそうです。ご飯までもが堺オンパレード。立礼呈茶(私たちはなぜか着席だったけど)もセットに含まれており、食事の前に裏千家(日によっては表千家武者小路千家の日もあるそうです)の方に抹茶をたててもらって、水芭蕉をイメージした練りきりをいただいた。結婚するまでお茶を習っていたという母親はちょっとうれしそうだった。

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個室で食べた久しぶりの梅の花の懐石はおいしかった。親子3人でゆっくりとした時間を過ごせたのも感慨深くて、あぁ大阪に帰省してよかったなとしみじみ思った。

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そして父母とお別れ。元気でいてね、また近いうちに帰るねって手を握ってさよならした。別々のホームにむかっているとき涙がこみあげてきた。永遠の別れじゃあるまいし、また夏にも帰ろうと思ったら帰れる。でもこうやってゆっくり過ごせるのはあと何回なんだろうと、つい思ってしまう。今回の帰省のときに10年後の話をしたとき、父母も、そして義母もピンとこない表情で、10年後いるかどうかわかんないよ~ってわらっていた。年を重ねた私は、10年後って、けっこうあっという間にやってくる。10年後、父母、義父母がいないなんて考えられない。考えたくない。健康でいてほしい、楽しいと日々過ごしてほしい。親孝行もたくさんできますように。

新大阪駅ではいつもの「とん蝶」と「カルネ」を買って、新幹線の中で食べた。食後、疲れからかすぐに眠りにつき、京都駅も名古屋駅も気づかず、起きたら熱海あたりで驚いた。

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帰宅し、家の片付けを少しやって落ち着いた頃、えらいもので仕事のあれこれを思い出した。明日からまた日常がはじまる。