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とうとうこの日がきてしまった。武藤十夢ちゃんの卒業コンサートの日。開催が決まった時、コンサートやってくれるんだ!っていう喜びと、十夢ちゃんの未来に対するワクワクでいっぱいだったけど、いざこの日を迎えるとアイドルとしての十夢ちゃんを見れる機会が終わってしまうさみしさで情緒が不安定。朝自転車こいでても涙が浮かんでくる。この涙は花粉症からくるものか…いや、違う…アイドル十夢ちゃんに別れを告げる涙だ…。

仕事終わってコンサート会場である立川ステージガーデンに向かう。立川でコンサート見るの初めてだな。少し早めに着き、物販で買い物をして晩ごはんを食べて、そしてひたすらぼんやりとして過ごしてから入場した。この前発券したときチケットには2列目って書いてて、うわ~~~~!最高〜!って思って、そして今日2列目座って、めっちゃ近いやん…って感動して、トイレ行って、席に戻りがてらなんとなく列の番号見たら、1列目がなくて2列目からはじまってた。それでも信じられないから、会場のお兄さんに私の席はどこかとチケット見せて聞いたら1番前ですよ!って言われて、思わず泣いちゃった。しかもほぼセンターエリアでこんな…こんなご褒美もらっていいのか…とひとり震えてた。たまにお会いしてた顔見知りの方が久しぶりと声かけてくれてそれもとても嬉しかった。

卒業コンサートは十夢ちゃんが一生懸命考えたという最高のセットリスト、最高の衣装、最高のメンバーで、そして最高の武藤十夢でした。AKB48の子は卒業が近づくと活動履歴の中で一番輝くっていうのはよく言われることだけど、十夢ちゃんもその例外ではなく私が今まで見た中でも一番美しくて、一番輝いていた。AKBは卒業するときに、自身でイメージしたドレスを衣装さんに作ってもらう慣わしがあるのだけど、今日初披露された十夢ちゃんのドレスは黒とグレーのレースがきれいなドレスでとても似合っていて、まぶしいほどに美しかった。アンコールの前に流れた武藤十夢ヒストリーや、十夢ちゃんのスピーチには声出して気持ち悪いくらい泣いた。師弟関係である大島優子ちゃんからの直筆手紙には膝から崩れ落ちそうなくらい泣いた。私の涙で立川を湖にしてしまいそうだった。

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私が武藤十夢ちゃんを好きになったのは、元々の推しである大島優子ちゃんが何かと目をかけていた後輩だから。推しはじめる前から顔や存在は知っていたし、研究生のときに公演で見たことありキレイな子だなーとは思ってた。でも本格的に推しはじめたのは大島チームKになって、人となりを知るようになってからだった。ステージ上では上手に話せないのに、パフォーマンスをすると練習を繰り返ししたんだろうなっていうキレイな振り付けをして、でも誰よりも打点の高いジャンプをしたり、腕をブンブン大きく動かしたりとがむしゃらな動きも魅力的だった。握手会に行くとほんともういつもいつも気さくでフレンドリー。はじめて行ったとき、一回目は「洋服かわいい!」と指を指して、二度目のループをしたら「あ!またきた!!!」と笑ってくれた。気がついたらすっかり十夢ちゃんの虜になってた。

武藤十夢アイドル道は「根性」と「努力」だったと思う。スポ根漫画か。挫折も多かっただろうし、何度も躓いたと思う。総選挙でいい順位を繰り返しても運営から推されなくて選抜落ちすらしてしまう。人気をあげるためって、自分が思っていることと違う道筋をすすめられてしまう。自分自身ででも結果が残せない歯がゆさも多くあったと思う。気象予報士もなんと7回も落ちた。年に2度しかない試験前に韓国でのPD48や、コンサートなどスケジュールを詰め込まれてよくダウンしないな…って思ってた。そう、十夢ちゃんはダウンもしなければ、あきらめもしなかった。ずっと努力しつづけた。ど根性で努力しつづけた。8回目の挑戦で合格した気象予報士資格、コロナ禍で時間があるからと勉強して取得したファイナンシャルプランナー防災士資格。選抜仕事などが入りはじめ忙しくなってきたタイミングだったけど大学院進学をし、修士課程を終えることができた。苦手でもうやりたくなっていってた舞台にも何度もチャレンジした。十夢ちゃんは努力の王様だと思う。

今日のスピーチでAKBの活動で楽しいと思ってたのは最後の3年間くらいだっていって胸が締め付けられそうになった。私たちファンから見てたら報われないって思うことたくさんあった。きっと十夢ちゃんも辛いこと、やめたいとおもったこと、悲しいことたくさんだったんだろう。でも十夢ちゃんはめったと弱音を吐かない、そしてどんなに不遇でも腐らない。そしてやっぱりあきらめない。だからこそ今の十夢ちゃんがいる。

自分自身と照らし合わせて気持ち悪いんだけど、私は十夢ちゃんがAKBに加入した2011年に前職場に入社した。そこから8年半働いた時に、仕事が辛く辞めたくて、でもなかなか踏ん切りがつかず、本当にお恥ずかしい話だが、握手会で十夢ちゃんに「十夢ちゃんがAKBに加入したのと同じ年に今の会社にはいったんだけど、色々あり今転職を考えていて、私の背中を押してほしい」と伝えたら、「8年半も同じところに勤め続けたんだったらきっとなんだってできるよ!だから大丈夫!」って笑顔で力強く言ってもらったことがある。私はこの言葉をこれからの十夢ちゃんにお返ししたいと思う。12年もAKBやってきたんだからきっとなんでもできるよ!だから大丈夫!

私は武藤十夢が大好きであり、そして尊敬する。

「希望」と書いて武藤十夢とよむ。今日だけでなく、応援してきた間ずっと最高の時間をありがとうございます。これからも十夢ちゃんの活躍が楽しみだし、応援し続けていたい。

もうエモエモのエモで、何を考えてもエモーショナルになって、涙流れて、帰り道一回派手にコケた。スネに思いっきり擦り傷つくった。家帰っても興奮でなかなか寝付けず困った。明日は早番なのに。でもこの余韻にずっと浸って眠りたくない気持ちもあった。人生何度かあるこの時間が永遠に続いたらいいのになってやつ、今日がそれだ。

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